将棋大会の雰囲気はどのようなものか。
初めての将棋大会は、子どもだけでなく親も緊張しますよね。 ここでは大会の大まかな流れについて書かせていただきます。 大会は主に3つのタイプに分けられるように思います。 ①スポンサーがつくイベント色の強い大会 ②子ども将棋界の日本一を決定する大会 ③小さな規模で行われるローカル大会 ①の場合、参加者が100人をゆうに超え、会場も大規模になることが多く、 中には撮影が入るものもあります。 プロ棋士がゲスト出演したり、参加賞がもらえたり、抽選会があったりと盛りだくさんなので、 初心者にはこのタイプから参加するのがお薦めです。 ②には、プロ棋士の登竜門とも言われている『さなる杯小学生将棋名人戦予選』や 『倉敷王将戦予選』があります。地方予選を経て、エリア代表が全国大会へと勝ち進む形式で、 決勝戦はそれぞれ将棋に縁の深い土地で行われますが、予選大会に関しては、 地域の公民館などで行われることが多いです。 ③は将棋連盟の県連支部が主催の『〇〇市子ども将棋大会』や、将棋教室が主催する 『〇〇将棋教室大会』など、やや小規模なものです。これも公民館などで行われます。 電車で大会に行く時におもしろいのが、駅を降りると“それっぽい”子どもを見かけること。 気づけばみんな将棋キーホルダーをぶら下げていたり、手に詰将棋の本を持って 歩いていたりするので、思わず頬が緩みます。みんな将棋が大好きなんですね。(^_-) 会場にたどり着くと、受付には既にたくさんの人が。 開場時間になると参加費を払い(無料の大会もあります)、名前・クラス・番号を確認して、 対局カードを受け取って着席。 中には着席するとすぐに練習対局を始める子どももいるので、 トイレなどは早めに済ませた方が良さそうです。 飲み物も忘れずに! ------------------------------------------------------------------------------ 開会後の流れは概ね以下の通りです。 ①主催者挨拶 ②ゲストの話 ③ルール説明 ④対局開始 → 午前中に4~5局指すのが主流です。 ⑤予選終了 → 敗退した子はここで帰ってもいいし、残って観戦しても。 ⑥昼食休憩 ⑦決勝トーナメント → ここからはサドンデス! ⑧表彰式 ケース・バイ・ケースですが、大体こんな感じ。 対局方法も大会によって「スイス式」「ノックアウト式」「採点式」など、様々です。 朝から始まって、表彰式が終わるのは16時を回ることも珍しくありません。 大会の日は一日仕事ですね。親も子どももお疲れさまです!